築20年日本家屋の軒天ピーリング上張り工事:千葉市若葉区加曽利町
千葉市若葉区加曽利町にある、OBのお客様のお宅で軒天ピーリングの上張り工事をしました。7年前に外壁の塗装をして頂き、その他にも内装工事なども施工して頂くなどお世話になっている方です。久しぶりにご連絡を頂き伺った所、以前塗装の際にクリア塗装をかけた軒天が、哀れな姿になっていました。
これは、現調に行った際に取った写真です。今回のタイプは、プリント化粧合板(木目調のベニヤ)です。ご覧いただくとわかると思いますが、軒の出角の箇所が剥がれてきていました。以前、塗装した際に軒の腐食がないかや剥離しないかなどをチェックしていた為、この様になるとは、思っていませんでした。施主様いわく、自宅の前に倉庫があったのですが古くなった為、ご自分で解体してから風当たりが強くなり、気が付いたらこうなっていたそうです。実際に風の当たる南面だけが、このようになっていて北面は、綺麗な状態でした。ただ、全体的に20年は経っている為、全面張り替えるという事になりました。
これが施工前になります。ベニヤで出来ている為、表面の木目のプリント部が剥がれてきていてささくれの様になっています。今回は、軒天ピーリング材を支える下地の腐食が無い為、剥がして下地から施工するパターンではなく、上から張っていく上張り施工になります。
上から張る前に、既存の通気口を撤去します。
出角の剥がれている部分やささくれ立っている箇所は、あらかじめ撤去します。上から張る際に下地がちゃんとしていないと綺麗に張れなくなってしまう為、この作業は大切になります。
これは、施工中の写真です。手前の色の濃いものが、新しい軒天で奥の薄い色の物が、以前の軒天になります。今回は、軒天ピーリング材の柄を外壁と垂直にして取付していますが、柄を外壁と平行に取付することもある為、事前に打ち合わせが必要となります。なぜかというと、張り方によって使用する材料の量がかなり変わってくるため、費用も変わってくるからです。
既存あった通気口の箇所に穴をあけ、新しい通気口を取付します。軒天は、新しい廻り縁でしっかりと固定していきます。軒先側と外壁側の両方固定します。
これは、施工後です。まだ、廻り縁を塗装する前になります。
角度を変えた写真です。廻り縁と破風板を塗装して完了になります。
塗装するとこの様な感じになります。工期は、軒天工事から塗装までで1週間ほどになります。
<軒天とは>
屋根の先端及び屋根の両端部が外壁より出ている箇所の事を指します。軒天には、外壁を雨から守ったり日差しを当たり辛くする役割があります。この軒天には、種類が色々あり、今最も多いのはケイカル板(ケイ酸カルシウム板)のほか、モルタルで仕上げた軒天や金属でできたもの、その他には木目調のべニヤが張られているタイプ(プリント化粧合板)のものもあります。
外壁塗装時に足場を組んだ際に施工するとコストが抑えられます。