2016.06.16
外壁クラック補修後のブリードが気になる外壁塗装:千葉市稲毛区園生町
外壁塗装
今回は千葉市稲毛区園生町のK様のお宅で塗装工事を行いましたので、その報告をしていきたいと思います。前回塗装工事を行ったのが10年程前でモルタル壁のクラックをしっかり処理をした後に塗装したのですが、ブリード現象と呼ばれるクラックの補修跡が目立っている状態でした。
こちらが施工前の全体の写真です。モルタル壁の代表的な痛みはやはりクラックです。モルタル壁にはなぜクラックが発生することが多いのでしょうか。それはモルタルが水を使って砕石や砂と練り合わさり、乾燥させて造るものだからです。乾燥するとモルタルは収縮し、クラックを生じさせます。乾燥して収縮にモルタルが変形して追随できない為に生じるわけです。もちろん乾燥収縮するのは、正しくはコンクリートペーストと言う物質が収縮する為です。
ブリードを確実に抑えるために今回は日本ペイントのブリードオフプライマーを使用しました。幅広いコーキング材に適用できるバリヤープライマーです。エポキシ樹脂を主体としたシーリング材の可塑剤移行による塗料への影響を軽減できるプライマーです。しかしシリコーン系シーリング材や油性のシーリング材には使用できないので注意が必要です。 最近の工法ではブリードが出ないノンブリードのシーリング材を使用するのが一般的です。
施工後の写真です。今回使用したのはSK化研の弾性クリーンマイルドシリコン(色:外壁SR-406 色:外塀SR-414)になります。外塀の色を濃くすることで家が映えて見えます。この度の工事で外壁や塀全体に目立っていた全てのクラック・ブリードを補修したので。数年で跡が目立つということはありません。ながく外観をきれいな状態を保つでしょう。
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