ALCボードの外壁塗装工事について:千葉市中央区浜野
一般的な家の壁に使用されている外壁材には、サイディング壁とモルタル壁などがあります。今回はサイディング壁に分類される、ALCのボードの外壁の塗装をさせていただきました。
まず初めにALCについて触れていきたいと思います。ALCとは高温高圧で蒸気養生された軽量気泡コンクリートのことを言います。水にも浮き、軽量で断熱性や耐火性に優れていて遮音性にも優れています。
壁材に使用されるALCは金属網ラス網によって補強されたALCパネルです。そんなALCは数ある外壁の中でも紹介したように、多機能な外壁材で注目を今現在も浴びています。
こちらが今回施工させて頂いたALCのご自宅になります。家を建てて以来まだ一度も塗装やメンテナンスには入っていなかったので、雨染みや防水効果の減少、藻などの発生が目立っていました。
もう一つ代表的な傷みが目地(シーリング部分)の経年劣化になります。縦目地はもちろんのこと、ALCには横にも目地がありサッシ廻りなども含めてシーリングの痩せやひび割れが発生していました。
ALCは吸収性が高く水に弱いという特徴があるので、表面の防水処理が寿命や耐久性に影響するのです。ALC壁の塗り替えのタイミングの目安としては、目地のシーリングの劣化が指標になるといっても過言ではありません。
附帯部の塗装が終わり、最終の点検が終わったら足場を解体していきます。
最終の点検とは、塗り残しはもちろん、ペンキがはねて他のところに付着がないかなど、家全体だけでなく周辺も含めてしっかりと確認していきます。
施工前と比べて綺麗になったのは一目瞭然ですね。
今回使用した材料は、外壁屋根ともに汚れなども付きにくく、色褪せにも強いのでひとまず外回りに関しては安心かと思います。
ALCボードはアパートやマンション、戸建てなど色々な建物で使われていますが、始めの方にお伝えしたように、水に弱いという弱点があるので、10年~15年に1度は塗り替えの必要があります。(立地条件などによって変わります。)
ALCボードのご自宅に限らず、家に住まわれている以上は、時期をおいて外壁塗装やメンテナンスは必要となるので、少しでも永く快適に住み続けるためには、ご自宅の早目のメンテナンスをお勧めします。
ALCボードへの外壁塗装のご相談はオリエンタルホームサービスまで、お気軽にどうぞ。