大手ハウスメーカーの防水工事/経年変化でブカブカになったベランダを2PLYのFRP防水施工で復活:佐倉市王子台
「数年前より、ベランダの床がブカブカしている」というお問い合わせを頂き伺ってみると、トヨタホームさんの塩ビシート防水のベランダでした。ベランダを歩いてみると、確かにブカブカ。。。
新しく下地を造作し、新規に防水を施しました。
人工芝を剥がしてみると、塩ビのシート防水でした。シートに亀裂が入って水が入り、下地がブカブカ。。。
新しく下地を造って、FRP防水を2PLY施工する予定が・・・
まずは床に12mmのコンパネを敷いて、下地を造成していきます。
下地のドレン(集水マス)と同じ位置に穴を開け、改修用ドレンが入る様に施工していきます。
ドブ部分も12mmのコンパネを貼っていきます。この辺りまではFRP防水で施工する予定でした。。。
可能な限り平らにコンパネを敷き詰めたいので、既存のシートの凸凹を削って平らにしていきます。
テラス屋根部分に付いている小さな樋を一度外してきます。
樋を外したのはこの為。テラス屋根の足をサンダーでカットしないと、コンパネが敷き込めないんですね。
このテラス屋根の柱は4本ありますので、4本ともサンダーでカットしていきます。最終的にはカバーしてしまいますが、キレイにカットできると気持ちがいいですね。
下地造作完成!いざFRP防水GO!と思っていましたが・・・
12mmのコンパネを敷き終わっても下地のブカブカが若干残ってしまい、慌てて9mmのコンパネを上から重ね張りしました。12mmと9mmのコンパネを重ね張りして21mmの下地になっていますので下地は当然沈みませんが、歩行したときに万が一下地が多少沈んでしまっても防水面が追従するように、FRP防水2PLY→塩ビシート防水に仕様を変更しました。
造作した下地のジョイント部分(継ぎ目部分)に補強を施します。
こんな感じです。
シート防水ですので、端末に金物を取り付けていきます。
金物を取り付けた後は、絶縁シートを貼っていきます。
絶縁シートの後は、いよいよ塩ビシートを貼っていきます。歩行面なので機械固定にせず、密着工法で施工します。
水切りの下の立ち上がり部分にもシートをしっかりと入れ込んで貼っていきます。
塩ビシートのジョイント部分にUシールを施し
完成です。ベランダが復活しました!!!