新築時の施工不良でベランダが水漏れしていたのを緊急補修→修理完了
今回ご紹介するのは、現調の際に新築時の施工業者のベランダ防水工事の施工不良箇所が発覚し・・・という工事内容をアップします。
当然ながら一般の方は知識があまりない中での見積依頼ですので僕らは現地でしっかりで現状を把握・施主様にご報告する必要があります。施主様はあまり気にされていませんでしたが、今回の問題はベランダのFRP防水部分でした。
※FRPは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で、ガラス繊維などの強化材(補強材)で補強されたプラスチック、という意味です。
ちなみに下の写真は雨が降った翌日の現調時の様子です。
現地調査 → 水漏れ応急修理まで
ちょっと嫌な予感がしたので、集水桝を外して下地の具合を確認してみようとしましたが、通常は回転させると外せるのですが何故かボンドでがっちり固定してあったので外れません。この時点で何か怪しさを感じます。
集水桝に横から少し衝撃を与えてみたら「スポンッ!」と変な音がなって、「あれ?」と思いベランダに戻ってみると下の写真のような状態です・・・
おそらく防水工事が完了後にこの辺りに水が溜まるので、ここの排水を後で取付けたものと思われます。その際、前の施工業者が開口寸法を間違えてしまい、どうにも出来なくなりコーキング等で抑え込んでまさかの工事終了にしてしまったのではないかなと。
私もこの業界に17年程いますが初めてみる納め方でびっくりしました。
とはいえ、このまま放置すると雨漏れが進行するので、現調当日ですが持っている材料で応急処置を行います。これを何とかするのが僕の仕事なので何とかしていきます。
本修理 → ベランダ防水完成まで
後日、外壁・屋根塗装工事を先行で行ってから防水工事へと移ります。
防水工事を先にと思われるかもしれませんが、塗装を後にするとしっかり養生しても綺麗に仕上げた防水面が汚れる恐れもあります。
しばらくの間であれば応急処置をしっかり行っているので、水漏れに関しては全く問題ありません。
施工前 〜 施工後
防水の施工不良をご説明した所、「そう言えばリビングにいる時、雨の音が近くに感じていた」とおっしゃってました。若干の違和感は感じていてもそれが普通と思っていたみたいです。
今回のパターンはその場でしっかり調査&応急処置が出来たのが良かった点ですね。
弊社の現調担当者はそこそこの装備車でお伺いしますので、その場での急な対応も可能なのも強みかと思います。
お問い合わせどしどしお待ちしております。