八街市八街はの外壁：アステックペイント・屋根：遮熱塗料・出窓サッシ交換工事[147万円]

施工前の写真です。築２０年のモルタルで施工された住宅で今回が初めての塗装になります。

外壁をよく見ると所々にひび割れが確認できます。

幅が0.2～0.3mm程度細いひび割れをヘアクラックと呼び、主に地震等の揺れで発生したり、経年によるモルタルの収縮によって発生する場合があります。

ひび割れた所をそのままの状態で塗装するとすぐに塗膜ごとひび割れてしまうので、必ず下地処理をします。ヘアクラックは非常に細いため下塗り剤を塗布することで隙間が埋まります。

ひび割れの処理が終わったら今度は外壁全体に下塗りをしていきます。下塗り材にはアステックペイントのエピテックフィラーＡＥを使用しました。

外壁塗装施工後の写真です。今回外壁で使用したのはアステックペイントの外壁用防水塗料ＥＣ－5000ＰＣＭ（ＩＲ）で、塗膜が約600％の伸縮率があるため外壁にひび割れが発生してしまった場合でも塗膜が追随し水の侵入を防ぐ塗料となります。

屋根塗装施工前の写真です。防水性が低下し汚れが非常に付きやすい状態でした。

洗浄後の写真です。高圧洗浄機を使用して汚れはきれいに洗い流します。

洗浄後には塗装前の点検を行います。瓦を抑えている板金は釘で止まっていますが、強風に煽られると板金が左右に揺れて釘が浮いてくることもあります。

浮いた釘は打ち直し、浮きの再発防止に全ての釘頭にシールを施します。

下塗りの写真です。遮熱性のあるシーラーを塗布してから雨漏り防止の縁切り部材（タスペーサー）を挿入し、主材を塗っていきます。

施工後の写真です。アステックペイントの遮熱性の高いフッ素塗料で無機顔料を使用しているので色褪せが起こりにくい塗料になります。

こちらは出窓の写真です。単板ガラスのため結露がひどく冬になると室内が水浸しになるということで、今回の工事で結露を改善したいというご要望がありました。

結露は室内の水分を含んだ空気が外気に冷やされたサッシに触れることで起こります。結露で発生した水は下に流れていきカウンターや下地を傷めていきます。

サッシの結露を防止するには複層ガラスに交換すればよいのですが、今回は傷んだ下地も直すため大きく開口しました。

出窓の下はやはり結露により木部が腐食しています。腐食した箇所を切り取り新しい木材で組み直します。

下地を直した後はモルタルで左官します。

十分に乾いてから左官した部分にリシンを吹き付けて模様を出し、３回塗装を行います。

腐食したカウンターも新しいものに入れ替えました。

今回出窓の工事で使用したサッシはＹＫＫ　ＡＰのエピソードシリーズの複合ガラスで、防露性が高く断熱性にも優れているため冷暖房時における省エネ効果も発揮するサッシとなります。